『ラットレースについて考える』
ラットレースから抜け出す第一歩
例えば同じ会社の中に、ライバルのような存在がいるという方も多いのではないでしょうか?
同期で入社してそれ以来一緒に頑張っている仲間がいるという方も少なくないと思います。
最近は出世欲の強い方が少なくなってきていると言われていますが、
その同期や同年代の社員の中から優れた人材が上の立場に上がっていき、
最終的には社長の座につくことになります。
その会社だけを見てみると、社長が最も偉く優れた人間ということになります。
逆に、入社したばかりの平社員は立場も弱く給料も低いということになります。
これを聞くと、やっぱりより収入の多い立場に出世したいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、新人社員も社長もラットレースの中にいるということを覚えておきましょう。
例え同期との競争に勝ったとしても、
例えライバル会社よりも優れた業績を上げたとしても、
それはラットレースの中で行われている戦いでしかありません。
負けたネズミも勝ったネズミもネズミでしかないのです。
ラットレースの中では、残業をしてなんとか収入を増やそうとする方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、毎日終電まで働いても月数万円の残業代にしかならないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
残業や休日出勤をしてその月の収入を増やす時間があるのであれば、
それをラットレースから抜け出すための時間に充ててみましょう。
自分で勉強するのもよいですし、
セミナーなどに参加してみるのもよいと思います。
会社とは関係のない、自分のための行動を起こすことが、
ラットレースから抜け出す重要な第一歩となるのです。