『ラットレースについて考える』
ラットレースの由来と例
ラットレースとは、
ネズミが回し車の中でずっと回り続けている様を表しています。
どれだけ走っても、回し車が回転するだけで先に進むことはありません。
それでは、これを人間に置き換えてみましょう。
毎日会社で残業をしているという方もいれば、
生活費を支払うためにたくさん働いている、
という方も多いのではないかと思います。
しかし、どれだけ頑張って働いても、
現実的に大きな変化がみられない方の方が多いのではないでしょうか?
例えば、朝起きて支度をし、会社に行くというサラリーマンがいたとしましょう。
そのサラリーマンは会社で仕事をし、
昼休みにランチを食べ、午後からもさらに仕事をして夜に帰宅します。
そんな日が毎日続き、たまの休日には何か好きなことをやったり、
ほしいものを買いに行ったりすることもできます。
この一連の流れが、ラットレースそのものです。
これが当たり前だと思われた方は、
ラットレースにどっぷりとつかっているのです。
この流れを簡単に説明すると、
会社で得た給料で何かを買い、その支払いのためにさらに働き、
そしてまた何かを買う。となります。
また、平日は毎日会社のために時間を使い、休日は翌日からの仕事のために体を休める。と考えることもできます。
現代の日本では、学生を終えてからは、定年までこの生活をするのが普通だと考えられています。
しかし、同じことを繰り返しているだけで、
時には何のために働いているのかわからなくなってしまうこともあるのではないでしょうか?
そのような小さなきっかけが、ラットレースを抜け出すチャンスでもあるのです。