『金持ち父さんのワンポイントレッスン』

 
 

クワドランによる考え方の違い(Sクワドラント)

 

このクワドラントの人達が大好きな言葉は「全て自分でやりたい」である。

自分の収入を他人に依存することがとても嫌いだ。

自分が一生懸命働き、成果を出せば出した分の収入を得たいと思っている。

自分がお金を含め全てを管理し、他の人間に任せる事を考えないのだ。

なぜなら自分が一番仕事が出来き、自分より上手く出来る人間はいないと思っているからである。

その為Sクワドラントに来る人達は優秀な方が多いのも特徴である。

医者や弁護士、小さなビジネスオーナー(クリーニング店、レストラン、自動車修理工場、大工、美容師など)

自分で事務所や店を構えているのだ。

Eクワドラントの人達は自分の恐怖心が出てくると安定・保証を求める。

一方、Sクワドラントの人達は恐怖心が出てくると、

安定を求めるのではなく状況をコントロールする力を自分の手に収め、自分自身で何とかしようとするのである。

このクワドラントに属する人達は徹底的な完璧主義者であることが多い。

また、彼らは仕事をする際に一番大切なのはお金ではない。

誰にも依存しない独立した状態でいること、自分の好きな方法でやる自由を確保出来ていること、

その分野の専門家として尊敬されていることである。


一国一城の主として独立したSクワドラント。

倒産のリスクは抱えながらも、上手くいけばEクワドラントの時に以上に多くの収入を獲得することが出来るかもしれない。

しかし、抑えておかなければいけないのは、成功すればするとほど仕事が増えるということだ。

良い仕事をすればするほど結果として以前にも増して一生懸命に働かなければならなくなり、労働時間も増えるのである。

自分自身がお金を生み出す仕組みの一部として働いているSクワドラントにとってこのことは逃げることの出来ない事実なのだ。




 
 
 


金持ち父さん貧乏父さんの秘訣を実践