『金持ち父さんのワンポイントレッスン』

 
 

キャッシュフロークワドラントの例え話

 

キャッシュフロークワドラントをより理解するために分かりやすい、

このうような話があります。


これはどのように収入を取っていくのか、という物語である。


ある村にAさんとBさんがいました。

どちらの青年もしっかりとした収入を稼ぎたいと考えていました。

ある時、町に仕事の募集がありました。

2人は迷わずそれに応募しその権利を獲得したのです。

その仕事とは川に水を汲みに行って帰ってくるというものでした。

2人は一生懸命に働きました。

そしてもっと多くの収入を稼ぎたいと考えていました。

そこでそのプラスαの収入を稼ぐ為に行動をしていくのですが、

その動き方に違いがあったのです。


Aさんは、今1つしか持っていないバケツを2つ持つという発想で

それを実践していきました。そして懸命に働くことで更に忙しくなり、

自分一人では仕事量が回らなくなってしまったのです。

そこでAさんは従業員Cさんを1人雇うことを決め、

2人でこの仕事を展開していったのです。

Aさん達が販売したお水はバケツ一杯100円で販売していました。

たくさんの量を運ぶことで一杯あたりの価格も安く抑えることが出来、

ビジネスはどんどん発展していったのです。

仕事終わりにはお酒を飲みに行き休日は友人達と楽しく過ごしました。


一方BさんはAさんの行動とは少し違っていたのです。

何をしたかというと、今まで通りバケツ運びをしながら仕事が終わった後や休日を使ってまずビジネスプランを考えた。

そしてそのプランに賛同しお金を出資してもらえる投資家を探していたのです。

そしてようやく投資家Dさんを見つけることが出来、

その資金を使ってBさんは川から町までパイプラインをひく工事を実施したです。

もちろんすぐにパイプラインがひけたわけではありません。

半年経ってもBさんの成果は何も生まれていませんでした。

しかし空いた時間を使ってコツコツパイプラインを繋げていったのです。

そして1年が過ぎようやくパイプラインが完成しました。

パイプラインの最後に蛇口をつけた瞬間、一気に川から町まで水が流れてきたのです。

その綺麗で安全で美味しい水をBさんは一杯70円で販売したのです。


すると今までAさんから水を買っていたお客さんが

Bさんの水に殺到するようになり、

Bさんは大きな収入を得ていったのです。

そして更に大切なポイントはこの収入を得続けている間、Bさんは一度も川に

行っていないという点です。

寝ている間も遊んでいる間も常に自分の銀行口座にお金が入ってきたのです。

そして、当初パイプライン作りの際にかかった資金を回収し、

投資家Dさんに対して利子をつけてお金を返したのです。



この物語の中には4つのクワドラントに属する登場人物が出てきた。

Aさん・・・S(セルフエンプロイー:自営業者)

Bさん・・・B(ビジネスオーナー)

Cさん・・・E(エンプロイー:従業員)

Dさん・・・I(インベスター:投資家)


どのクワドラントが良い悪いという話ではありません。

それぞれ役割が違うからです。

ただ、もし金持ち父さんになりたい(=不労所得が欲しい)という考えを持っているのであれば、

このポイントは真剣に考え、自分と向き合わなければならない。

『今やっている仕事もしくは、これからやろうとしている仕事は、

バケツで水汲みをしようとしているのか、パイプラインを繋ごうとしているのか』

『私は【懸命】に働いているのか、それとも【賢明】に働いてるのか』

はじめはこの両者にそこまで大きな差はなかったとしても、

数年後には物凄く大きな差となってその事実を突きつけられることになるだろう。
 
 
 
 


金持ち父さん貧乏父さんの秘訣を実践