『金持ち父さんのワンポイントレッスン』

 
 

5つの障害を乗り越える「その3.怠け心」

 

世の中には、忙しいと言う人が一番怠けているということがよくある。

家族に楽な暮らしをさせてやろうと、

お金のためにせっせと働いたビジネスマン。

仕事のことに集中しそれ以外のことを怠けたのである。

朝早くからよる遅くまで働き、週末には仕事を持ち帰る。

そしていつものように家に帰ると、

妻も子供もいない。。。

家族の円滑な関係を努力するよりも、

仕事で忙しくしている方を男は選んだのだ。

家族を失い、落胆した男性の業績は落ちて行った。


同様に、仕事が忙しすぎて自分の財産に注意を払うことを怠けている人がいる。

どちらの場合も理由は同じである。

「忙しいから」

これは仕事でという理由ばかりではない。

子供も、テレビも、ゴルフも、買い物も

忙しいと言うのである。

口では忙しい、忙しいと言いながら、

心の奥底では自分が何か大切なことを避けようとしていることがよくある。

つまり、忙しいことを続けることで怠け続けているのだ。


ではこの「怠け心」を解消するためにはどうしたら良いのか?

ヒントはちょっとした「欲張り心」だ。

今まで欲張ることは良くないことであると教育された方も多いだろう。

ただ、どんな人も少しは更に良くなりたいという欲望を持っているはずだ。

むしろそれが健全である。


貧乏父さんは「それを買うお金はない」と言った。

一方金持ち父さんは「どうやったらそれを買えるようになるのか?」と言った。


「どうやったらそれを買えるようになるのか?」と考えることは

可能性を開き、ワクワクした気持ちや夢を持つことに繋がるのに対し、

「それを買うお金がない」と決めつけてしまうことは、

そういった感情を押し殺してしまうことになる。

決めつけてしまうことによって考えることを怠けているのである。

「もしこれから一生働かなくても生活が出来るとしたら何をしようか」

「もし何でも買えるだけのお金があれば・・・・」

と考えてみることが大切だ。

ポイントはほんの少し欲張りになることだ。

更に良くしていきたいという健全な想いに正直になること、

それが怠け心を解消してくれるのだ。


■ルーズベルト大統領夫人の言葉

自分の心に聞いて『正しい』と思うことをやることだ。

なぜなら、いずれにせよ批判を受けることになるのだから。

たとえ何をしようと、また何をしなくても、文句を言われる。

 
 
 
 


金持ち父さん貧乏父さんの秘訣を実践